ギガンチューム

ガーデニングを初めて3年。
植物の成長を見守るのが楽しい。
若い頃は植物に全く興味がなく、
母がガーデニングに精を出しているのをみて
何が楽しいのかさっぱりわからなかった。
虫が苦手で家の中に外から摘んできた花があると
虫がいそうで怖く、ストレスだった。
母も実は虫が苦手でぎゃーとヒェーなどと叫びながら
それでも植物を育て、かわいい、かわいいと言っていた。
私は何がかわいいのかさっぱりわからなかった。

今は母の気持ちがよくわかる。
植植は植えられた場所で懸命に生きようする、それが愛おしい。
その健気な姿にこちらもいろいろと手を焼きたくなり
支柱を立てたり肥料を与えたり、剪定してしたり一日中飽きずにやっている。
枝を伸ばし花を咲かせ、元気に成長している姿をみていると
かわいいかわいいという思いがじわじわとくる。

じわじわきて3年、

育ててみたかったギガンチュームの球根を昨年秋に4個植えたので成長を記録しておく。

2月 小さな芽が出る。この時期に工事が入り大工に踏まれ葉が傷んだが問題なかった。

3月 大きくて笹のような形の葉が四方に伸びる。球根の間を15cmとしたが狭かった。25−30cmぐらいが良いかも。

4月 葉が増えて葉が混み合う。球根の間が狭いため葉が重なり合ってしまい、日が当たらない葉がある。コロナの影響で在宅勤務となり休み時間庭で手入れをしていた。

5月 花芽が伸びてきた。ギガンチュームは水が好きで土が乾いたら水をやることが大丈夫だと知り、水をせっせとやるようにする。朝は米の研ぎ汁をやるようにしてみたらなめくじが発生したので雨水に変えた。

5月中旬 花芽の茎がぐんぐんと延び葱坊主みたいな形になる。茎が太く硬くしっかりしている。強風の日が何日かあったが、折れなかった。

5月末 開花 花は葱坊主の大きさぐらいになると色づく。葱坊主の丸い花は毎日ひとまわり大きく成長する。どんな仕組みで花がおおきくなっていくるのかよくみてみる。小さな花が密集し葱坊主を形成している。一つ一つの小さな花は中心から伸びる茎のようなもので支えられている。花の茎のようなものが伸びることで球形が大きくなっているように見える。葉は少し枯れ始めている。来月から出社。花を眺める時間が少なくなる。

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6月 満開 ソフトボール大のサイズに成長。目につく色、サイズ、まん丸というスタイルは存在感が半端ない。まるくてとってもかわいい。花は1週間から10日ほど咲いている。ハチが来て花の中でモゾモゾやっている。週末しか眺められなかった。

6月初ー中旬 花がハゲてきた。そろそろ終わりか。花をずっと咲かせていると球根に栄養がいかず育たないという情報があったので、花の半分がハゲたあたりで花茎から切り落とす。土の下には球根が成長中のはず。葉はまだ緑の部分があるので球根に栄養を送っている。2週間ほど放置、葉の色がなくなりシワシワに枯れるまで待つ。この時も球根は成長しているので水やりは継続する。球根は早く掘り起こしてもダメで、遅いと腐って消えるという情報もありタイミングを見計らう。

6月末 葉が完全に枯れたので掘り起こす。腐ることなく、ちゃんと球根ができていた。サイズは昨年植えた時と同じぐらい。昨年植えた4個分の球根を収穫できた。

来年に向けて
球根を分球すると花が小さくなるという情報があった。しかし分球すればそれだけ球根を増やすことができるので、来年は増やすことを目標に1個は分球して植えてみる。