第二波コロナウイルスの今後について 20200719
宣言解除後から東京を中心に感染者数が増加している。
東京の日毎の新規感染者数は先日、過去最多を記録した。
政府はコロナ自粛によって停滞した観光業の景気回復を目的として
全国民の旅費をサポートするGOTOキャンペーンを来週から開始する予定だったが、
東京の感染拡大を理由に東京都とその在住者をキャンペーン対象から除外した。
東京の感染者数が再拡大し近隣の県にも広がり始めた中、再宣言や自粛が
必要なのでは?というマスコミや国民の声に対して、政府は必要ないとしている。
その理由としては次の2つ。
- 積極的な検査実施による感染者数増加だから
- 重傷者数が少ないから
政府は感染者数ではなく、重傷者数に注目している。
確かに今は感染者数が増えているが、重傷者数が少ない。
自粛期間中は重傷者数がもっと多かった。その理由を考えてみた。
自粛期間中と比べて重傷者数が少ない理由 自分の推測
- 感染者の年齢層の違い 自粛期間中:幅広い年齢層 今:若者中心
- 日本のコロナの毒性が弱まった、または免疫を持つ人が増えた。
- 今はまだ症状が出ていないだけ。1、2週間後に重症化する
これまで日本のコロナ重症化率・死亡率が少なかった理由
これまで日本のコロナの重傷化率・死亡率が少なかった理由についてわかりやすく
説明してる記事があった。
コロナの正体が解明されていない現時点では推測の範囲であるが、
可能性としてはありえると思える内容だった。
コロナは免疫がつくられにくい事が重傷化や死亡率を高くしている原因の一つである。
その理由はコロナウイルスは繁殖するため毒性を弱くし人間が獲得免疫(体内に入っ
てきた強い病原体に対する免疫を作り、次に入ってきたときに排除するオリジナル免疫)をつくらないようにしているからだという。
インフルエンザは毒性が強いため人間は獲得免疫をつくり同じウイルスが入って来た時に
排除できるようにする。しかしコロナは毒性が弱いため体は自然免疫(体内に入った弱い
病原体を排除する)で治癒させて、獲得免疫を作らない。
自然免疫で排除できなかったコロナが増殖し宿主を重症化や死に至らしめる。
このようなコロナの特徴がある上で
日本の重症化率・死亡率が低い理由として次の3つを理由に上げている。
- 高齢者の暴露率が少なかった
- 日本人の免疫力が欧州、欧米人よりも高い
- 日本人は重傷化を引き起こす血栓が形成されにくい体質
このままウイルスの性格が変わらなければ、免疫がある50代ぐらいまでの
人達は、通常に近い活動をしても問題ないのではないかという考えである。
次の波が来た時、する事はPCR検査ではく、ウイルスの遺伝子解析であり、
遺伝子型が変わった場合、性格=感染力・毒性をよく調べ感染防止策を
立てるべきだとも言っている。
そして今、次の波が来ている。昨日のニュースによるとウイルスの型が変わったという。
これから日本のコロナ重症化率・死亡率がどうなるかは2週間後
昨日のニュースによると、東京大学先端科学技術研究センター名誉教授の児玉龍彦氏は「ゲノム配列の報告を見ると、東京型・埼玉型になってきている。東京の中に今エピセンター(震源地)が形成されつつある。エピセンター化してしまったら、劇場も電車も危険になってしまう。これを国の総力をあげて止めないと、ミラノ、ニューヨークの二の舞になる。」と言っている。
今感染が広げているのは、ウイルスが変異した東京型・埼玉型として、
その感染力・毒性については述べられていない。
感染してみないとわからないという事だろう。
誰も今後の展開が予想できない。
今感染している人たちの1、2週間後の症状で判明するだろう。
重症化すれば、東京型・埼玉型は緊急事態宣言時の武漢型よりも
感染力・毒性が強くなったと考える。
1、2週間後によってその後の世の中の動きが変わってくる。
最悪、再自粛となる可能性もあるから、真夏の家ごもりで
何をするか、どう過ごすかもちょっと考えておく。